Cocco、好きだった。Cocko時代の
シングル「首。」をタワレコで
チェックしてからいいなあ〜と思ってた。ライブにも何度か行ったし、
アルバムも買った。
でも歌手を辞めてからはフォローしなかった。
なぜか。なんだかあざとい気がしたからだ。歌が好きで、歌から離れる気もないのに、本人としてはあの場から逃げざるを得なかったのかもしれないけど、逃げたことが、どうにも。
勝手な言い方だけど裏切られた感じというか。
しかもあのまま絵本だけ書いているとか、
沖縄でだけ活動していたならまだ許せた。でも絵本を買った人にだけCDが買えるとか、そういうのも彼女なりの活動の意向なのだろうけど、はっきりせえよ。と思った。
二足のわらじがいやなわけではない。
ただ、私は歌手のCoccoならばしっかり復帰表明してから歌ってほしかった。それだけだ。
なのでこのSINGER SONGERも手放しで喜べなかった。ソロでもないし。でも憑き物が落ちたようなCoccoの顔を見て、4年という時間と、SINGER SONGERというバンドのボーカルとしての位置が彼女にとっていかに心地いいものなのかわかった気がした。
Mステで彼女が歌っているのを見て、やっぱり好きだなあと思った。サビはさんざん聞いていたけれど、Cocco本人が歌う姿を見て鳥肌が立った。もともと声そのものも好きだっただけに、本当にいいなあと思えた。
しゃべれば相変わらず情緒不安定気味。それでも歌となると緊張を感じさせない伸びやかな声。歌詞も「Cocco」の絶望的に死に近い世界ではなく、やっと地に足が着いたような、大地を感じさせる若葉の青さ、健やかさ。
変われば変わるもんだなあ、と。
たぶんいつかアルバムを手に入れて、ゆっくり聞く日が来ると思う。金銭的に今すぐは無理。
私ももう少し年をとったら、Coccoの抜け殻を抜け殻として土に返せる日が来るだろう。
そして今のCoccoを心の中に植えつけて、好きな気持ちを育てていけると思う。